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健康経営

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基本的な考え方

ミツウロコグループでは、人財こそ最大の資産であるという考えのもと、将来の成長力の源泉である従業員の健康管理を重要な経営課題として捉えています。
一人ひとりが多様なライフステージに向き合っていることを尊重し、自らの健康を自律的・積極的に管理する職場を目指し、様々な取り組みや情報発信を通じて、従業員の健康増進をサポートしています。
今後も、予防のための心身の健康づくり、新しい生活様式に沿った働き方等、様々な取り組みを行い、リーディングカンパニーとして一層充実した健康経営を推進していきます。

ミツウロコグループヘルスケア宣言

「わたしたちミツウロコグループは、心身ともに健康で明るい生活を送るため、従業員一人ひとりが健康づくりに取り組み、元気ではつらつと働くことができる職場の実現をめざします。」

健康経営推進体制

健康経営推進体制

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ミツウロコグループ健康づくり活動方針

ミツウロコグループは、エネルギーを安定供給するとともに、飲食、不動産等のサービスを提供する、「豊かなくらしのにないて(A Lifestyle Producer)」としてお客様の暮らしに役立てる存在であり続けたいと考えています。また、従業員全員が、毎日が特別で、毎日新しいことをしていこうという意識を持ち、お客様に「感動を、次々と。(Every Day,Special!)」を与えられる会社でありたいと考えています。これらを実現するためには、従業員一人ひとりが心身ともに健康であることが不可欠です。ミツウロコグループは、これからも従業員一人ひとりが健康に働くことができる職場環境の構築、従業員の健康に資する取り組みを進めていきます。
ミツウロコグループ健康づくり活動方針

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健康経営への取り組み

健診受診100%の継続

ミツウロコグループでは、健康診断100%の受診と事後措置を徹底し、生活習慣病等の重症化予防と健康増進をサポートしています。また、健康保険組合とのコラボヘルスの一環として、健康保険組合と協力して、二次検査の受診勧奨レターの配布を実施しています。

受動喫煙防止対策

2020年4月1日より、全グループ会社において労働時間内全面禁煙を実施していましたが、これをさらに推し進め、2021年10月1日より、敷地内全面禁煙とし、敷地内の喫煙スペースを廃止しました。これにより、従業員、お客様、関係者の皆様の受動喫煙防止に、さらに取り組んでいきます。
また、2021年10月より毎月22日を禁煙デーとして定め、業務中・プライベートを問わず、禁煙に取り組むことにしました。一日禁煙に取り組むことで、自身の喫煙習慣の振り返りを行うためのものです。また、セミナーや禁煙外来受診費用の補助なども行い、喫煙率の低下を目指します。

女性の健康施策

女性社員や男女管理職を対象とした、女性の健康・ライフイベント・キャリアをテーマとしたセミナーの開催や、定期健康診断時の女性従業員の子宮頸がん検診の実施を通じて、女性の健康を支援し、女性活躍を推進します。

メンタルヘルス対策

社内の相談窓口に加え、外部相談窓口を設け、心の専門家に対して電話やメール、面談でメンタルヘルス相談をできる体制を整えました。また、管理職向けにメンタルヘルスのラインケアをテーマとした研修も実施し、従業員のメンタルヘルスケアを推進しています。

新しい生活様式対応

ステークホルダーの皆様の安全と健康を最優先とし、ICTを活用したテレワークの推進等、新しい働き方による環境づくりを進めます。また、テレワーク時の心身のケアを中心に、セルフケアマネジメントを行える人財づくり・環境づくりに取り組みます。新しい価値観への順応とともにヘルスリテラシーを向上させることで、多角的な視点による健康づくりを推進します。

直近の取り組み施策(20年4月以降)
  • 健康に配慮した食事の提供
    当社グループの一部事業所では、「食」を通じて従業員の健康をサポートするため、健康に配慮した食事を気軽に食べられる「ぷち社食」を提供しています。ぷち社食は、昼食だけではなく朝食や軽食としても利用され、従業員の適正な食事の担保に貢献しています。今後、「ぷち社食」導入事業所を拡大していく予定です。
  • 大人の体力測定
    2020年には理学療法士による運動セミナーを実施しました。職種別ケアやマインドフルネス等を含むセルフケアについて学ぶのみならず、「筋力」「柔軟性」「バランス」などの測定も行い、自身の体について振り返ります。
    また、2022年度(秋)、2023年度(春)には、アプリを使ったウォーキングキャンペーンを実施しました。2022年度は100名弱の参加者でしたが、2023年度春は240名を超える参加者で盛り上がりました。
  • 大人の自由研究(食事コンテスト)
    ミツウロコのロゴマークの「さんかく」にちなんだ食べものを、社員が自宅で作り、社内公開しています。コンテストを通じ、食や料理の楽しさや栄養について考え、社員間や家族間のコミュニケーションの活性化を図ります。2021年度はおにぎり、2022年度はサンドイッチ、そして2023年度はスープ(お味噌汁)をテーマに取り組みました。また、従業員投票を通じて人気投票をしたり、管理栄養士のコメントをいただいてよりよいメニューを検討したり、コミュニケーションにも一役買っています。
  • ラジオ体操・有酸素運動
    2020年度より主に女性社員を対象に、オンライン上でそれぞれ週1回実施しています。ラジオ体操はオリジナル動画を作成し参加者から高評価を受けています。また、有酸素運動は、ハンドクラップを中心に、10分程度の有酸素運動を行います。また、ヨガやストレッチ、ロコモティブシンドロームに対応した運動も取り入れて、積極的な運動機会の提供を行っています。
  • 「健康経営の部屋」の開設
    2021年度から、ポータルサイト上に「健康経営の部屋」を開設し、健康に関する情報や各種イベントの結果の詳細などを掲載しています。
    ラジオ体操動画も同サイト上に掲載し、個人の好きなタイミングでラジオ体操に取り組んでもらうことができるようになっています。
健康経営の戦略マップ
健康経営の戦略マップ
健康経営に関する指標
 

実績値

目標値

指標

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

定期健診受診率

100%

100%

100%

88.3%

100%

精密検査受診率

56.5%

56.1%

74.4%

82.2%

90%

適正体重維持者率

62.6%

63.5%

62.9%

62.6%

80%

ストレスチェック受検率

97.5%

98.6%

100%

100%

100%

喫煙率

37.5%

33.4%

32.8%

32.0%

18%

運動習慣者比率

23.2%

25.0%

24.8%

27.2%

40%

※2022年度実績値は、2023年1月末時点のもの。

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健康経営優良法人2023(ホワイト500)認定取得

2023年3月、日本健康会議が経済産業省と共同で、特に優良な健康経営を実践している企業や法人を顕彰する「健康経営優良法人2023(ホワイト500)」に認定されました。
当社グループは『ミツウロコグループ企業倫理憲章』および『ミツウロコグループヘルスケア宣言』のもと、従業員の自律的かつ積極的な健康管理へのサポートを経営的な視点でとらえ、健康経営の推進に取り組んでいます。
健康経営優良法人2023(ホワイト500)認定取得

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スポーツエールカンパニー2023認定取得

当社は、従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業として、スポーツ庁より「スポーツエールカンパニー」に認定されました。
当社は、スポーツエールカンパニーの趣旨に賛同し、女性グループによるラジオ体操や有酸素運動の実施、「大人の体力測定」などの研修に取り組んできました。今後も、健康経営推進の取り組みの一環として、社員の健康増進のためのスポーツの実施について積極的に取り組んでいきます。
スポーツエールカンパニー2023認定取得

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新型コロナウイルス感染症への対応

当社グループは、本社を基点に全国各地域において、お客様、お取引先、従業員とその家族の安全・健康を第一に、全従業員が感染予防と感染拡大の防止を共通認識とし、出社率3割程度を継続し、班毎の交代出勤、在宅勤務の推進、時差出勤等を実施し、お客様に対するサービスの継続や保安の確保、地域のエネルギーライフラインの維持に最大限に努めています。
また、マスク着用・手洗い・うがい・手指消毒等の基本予防の励行等、最善の対策を講じ、感染拡大防止に努めています。

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社外取締役メッセージ

社外取締役メッセージ

企業にとっての健康経営の効果は、以下の4つのメリットがあげられます。

従業員のパフォーマンス低下防止

現代の働き方はDXの推進やリモートワークの導入等の変革期にあり、多種多様な働き方が可能になると同時に従業員にとってストレスの多い労働環境になってきています。健康診断で生活習慣の改善につなげたり、ストレスチェックの実施でメンタルヘルス不調に早期介入することで、事故や労災のリスク、生産性損失を減らして従業員のパフォーマンス低下を防ぐことができます。

従業員のエンゲージメント向上

従業員の健康維持や改善の取り組みを企業全体で支援をすることを宣言し、具体的な施策を推進すると、従業員本人の仕事満足度が高まり、またその家族から感謝を得られ、離職率の低減、エンゲージメントの向上につながります。

企業のブランディング強化

ESGとしての健康経営の側面から他社との差別化を図ることが可能となります。企業のイメージアップにつながり、優秀な人財確保、顧客満足度向上、商品ブランドの向上にも寄与することが期待できます。

企業の業績や株価の向上

経済産業省によると、健康経営を実施することでROA(総資産経常利益率)と ROS(売上高営業利益率)が上昇する可能性が示唆されることが報告されています。また、健康経営銘柄に選定された企業の株価はTOPIXを上回る形で推移していることも示されています。

当社グループでは、私の就任当初から社員を『人財』と考え大切にする文化がしっかりと根付いています。このような文化を醸成するには時間と根気が必要ですが、90年以上の歴史をかけて育まれてきたとてもいい文化だと考えています。社員一人ひとりが活き活きと働くことで会社が活性化し、企業も永続的に発展するという考えが共有できていることで、より具体的な施策を実行に移していくことが可能な環境にあると考えています。
 そのような環境下で今回代表取締役 CEOをトップに健康経営推進体制を整えたことで、企業全体でヘルスケアの取り組みを進めていく決意を内外に示すことができ、健康経営を目に見える形で進めていくシステムが整いました。会社側の取り組みだけでなく従業員自らも積極的に健康増進に参加するといった意識改革が伴ってくるとより奥深い健康経営が実現すると思います。
 結果として『人財』をシステムで守りながら、活き活きと働ける環境を提供することによって、ミツウロコグループが大切にしている『豊かなくらしのにないて』として地域社会へと貢献する企業であり続けられます。私も医師として、産業医として、社員の心身の健康をサポートするとともに、予防医学の重要性を提唱していきたいと思っています。